緊急時の正しい対応

コンロキッチンでの水漏れ発生時に、何より注意すべきポイントは、実は溢れる水をストップする以前に、使用中の火を消す速やかな対応を絶対に忘れてはなりません。例えば油を敷いたフライパンを用いての調理中や天ぷらを揚げている最中、直ぐ傍の水道から噴水が始まった場合、慌てて止水に神経を奪われてしまい、油に水を注いでしまったら果たしてどうなるかは、既にみなさんもご承知の通りです。条件反射的に火を消した上で、落ち着いて噴水部分に手拭いなどを被せ、噴水が周囲に飛び散るのを出来る限り防ぐ対応が求められます。間違っても火をかけた状態のまま、キッチンから離れた場所に在る元栓を閉めに走ってはなりません。

こうした基礎知識を踏まえた上で、次に為すべき対応は、水漏れ事故に緊急対応してくれる専門業者への復旧依頼です。ですがこの時点から慌てて手元のスマホで探していては、適切な初期対応が疎かになるのみならず、焦りと混乱から冷静な連絡にも手間取ってしまう懸念が拭えません。家族もしくは関係者各位が緊急連絡先情報を共有すべく、電話番号を掲示しておくなどの備えが大切です。連絡から対応要請に際しては、為すべき対応の指示を届けてもらえますので、その手順を落ち着いて理解から、確実に実践して到着を待つ姿勢も重要です。

見過ごしがちな兆候

水道のこまめな開け閉めが続くキッチンは、水漏れの兆候に非常に気づきにくく、既に慢性的に生じているトラブルに気づかぬまま、日々の炊事や調理を続けてしまう展開が珍しくありません。更には使用不可となってしまっては一大事との先入観から、少々の違和感や不具合を、無意識の中で「気のせい」だと自己暗示から、そのまま使用を続けてしまうケースも多々見られます。

料理具体的な原因としては、パッキングが擦り減って劣化していながらも、無理矢理強く閉栓する事で水流を止め続ける中、蛇口のシステム自体に無用な負荷をかけ続けての破損が思い浮かびます。1人ではパッキングの交換に窮するも、他の家族の協力も得られぬまま使用を続けてしまった結果、突然水が噴き出してしまうも料理中でその場から離れられないなど、悪循環となってしまう事例は数え切れません。厳しい表現を用いれば、これは一種の自爆行為であり、不具合を感じた時点での僅かな適切な処置があれば、未然に防ぐ事が出来た事象です。キッチンの水漏れに関しては、十分回避が叶ったにも関わらず、適切な対処を後回しにした結果であるケースが見過ごせません。

一方で私達では対処が不可能な場所での発生も数え切れず、専門業者による復旧作業が不可欠となる状況も想定され、緊急連絡先の確保が被害を最小限に抑える鍵となります。

キッチンと水漏れ

キッチン朝昼晩とほぼ年中無休で酷使を続ける、キッチンシステムもまた、水漏れトラブル発生のリスクが無視出来ないポイントです。水道の蛇口のジョイント部分周辺のみならず、排水口から管へと続く、普段は目視確認がお留守となる部分、更には直接目に見えぬ部分でのトラブルなど、あらゆる箇所が水漏れのリスクと背中合わせと捉えておくべき設備です。とりわけ調理作業の場合、無意識のうちに切り刻んだ食材の欠片や食べ残しなど、ダイレクトに排水溝から排水管に流れぬよう、ネットなどを用いての対応が一般的に施されています。それでも細かい網の目をすり抜けてしまう、水流の勢いで流れていってしまう繰り返しなのが現状です。結果こうした堆積物が下水管を塞いでしまい、行き場を失った水が逆流、あるいは管やジョイント部の劣化した部分から溢れ出してしまう展開は珍しくありません。これもキッチン特有の水漏れのメカニズムの1つです。

こうした排水ルートのみならず、水道回りに関しても、どのタイミングで発生するのか、俄には予想が難しい水漏れですが、冷静に観察していれば、何らかの兆候に気づかされます。大切なのはこうした危険を示すシグナルに気づかれた際に、速やかに適切な事前の対策を講じる姿勢です。また不運にも水漏れが生じてしまった場合に、適切な初期対応はどうなのか、どこに連絡から修理を依頼するのがベストなのかなど、知っておくべき予備知識も幾つか存在します。ここでは以下、キッチンの修理に関する全般的な基礎知識を、みなさんと一緒に再確認してみたいと思います。